新着情報
2016.05.31
自然の中で過ごして深呼吸して、元気になった日
車を運転するようになってから約3年たち、殆ど外を歩かなくなりました。
外出や買い物はいつも車で出掛けるようになり、歩いて5分のスーパーへも車で行くようになりました。
車を運転する前は1日に30~60分間外を歩くのが習慣でした。
時は5月、初夏の爽やかな風が吹いて遠くに見える山も雪が消えて緑が多くなり、久し振りに1人でのんびり歩いてみたいと思いました。
ウオーキングというより、散歩という方が合っているかもしれません。
運転中はいつも真正面と真横だけを見て空も地面も見ることがないので、自然を見ながら歩こうと思いました。
幸い田舎町なので自然はあふれています。
歩き始めてすぐ、田んぼ端に小さくて黄色い花を見つけました。
何という花なのか後で調べようと思い、スマホで写真を撮りました。
りんご畑のそばを通ると可愛らしい白いりんごの花がたくさん咲いていました。
秋になってきっと美味しいりんごになることを楽しみに思いながら歩き続けました。
りんごの花を見ながら、何となく自分が優しい気持ちになっていることを感じました。
きっとこんなふうに、たまには自然の中で過ごすことが必要なのかもしれません。
もう少し歩いたら、帰りは近くの教会の小さなカフェに寄ろうと思いました。
そのカフェではカナダ人の女性が作っている手作りのケーキに定評があります。
駐車場が狭いので、最近はそのカフェに寄ることもありませんでした。
そう思うと、歩くこともより一層楽しくなります。
立ち止まって空を見上げると、青過ぎてなぜか切なくなりました。
亡くなった夫もこんな青空が好きだったことと、夫の笑顔を思い出しながら河川公園まで足を延ばしました。
新緑の葉がいっぱいの河川公園で深呼吸しました。
思い切り息を吸いこんで、自然の中で過ごす心地よさを思い出しました。
ベンチに座ってひと休みしながら、最近はいろんなことがあって自分の気持ちに余裕がなくなっていたと思いました。
歩いてリフレッシュした後はやはり美味しいチーズケーキを食べたいと思い、カフェに寄ることを考えて嬉しくなりました。
カフェのカナダ人は私と同じ40代の女性で、笑顔がとても素敵で話していると私も穏やかな気持ちになれます。
彼女も自然が好きだと言っていたことを思い出しながら、ゆっくりカフェに向かって歩き始めました。
身体も気持ちも生き返ったような気がして、又こうして自然の中を歩きたいと思いました。