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2016.06.20

マーチングで忍耐力と協調性を鍛えられた

小学生のころ手芸クラブに入っていたんですが、特別に手芸が得意なわけではなかったのに何があったんだろうと今では不思議に思っています。その学校を転校して、次に入ったのが陶芸クラブでした。陶芸が好きなわけでもハマった記憶もありません。

その後にはマーチングクラブに入りました。

あんたって昔からよくわからなくて難しい子だったわと言う母の気持ちがちょっとわかります。関連性がありませんからね。
私が思うに女性らしいことをしたいと思って手芸クラブに入ったものの、母と一緒に見たゴースト、ニューヨークの幻の影響でそうだ陶芸をやってみようと考えたのだと思います。
一番わからないのはマーチングバンドです。なにがきっかけだったのか心当たりがありません。

なのに私の人生に一番影響したのはマーチングでしたね。
先生が厳しかったからか、私が甘ったれだったからなのか、マーチングに入ってからというもの自分だけの世界ではないのだということを知りました。
マーチングではいくら個人の演奏が良くても、動きが良くても無駄なんですよね。

皆で綺麗に揃わないと評価されないんです。
自分で足を引っ張ることもあれば、逆に誰かに足を引っ張られることもありました。
だからと言って他人を責めたら戦争になります。私は甘やかされて育ってきたので、厳しさはすべてマーチングから学びましたね。何度もやり直しをさせられるのは私のせいじゃないのに。なんであの人はちゃんとやってくれないんだろう。
でもこれを言ったら先生に怒られるし、この間は私のせいで演奏が中止になったしなどと考えていたような覚えがあります。

手芸も陶芸も今はまったくできませんが、楽譜は読めるしまだ楽器は吹けると思います。
本人が本気で学んだ事というのはなかなか忘れないんですね。もうずっと楽器なんて吹いていないのに、どこを指で押さえたら何の音が出るのか今でもわかります。
マーチングクラブに所属している間は、私の人生の中で一番忍耐力が鍛えられた期間でした。

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