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2018.11.01

高所作業車の種類と資格について


電線工事などで作業員がプラスチックのカゴに乗って作業を行っている姿を見掛けることがありますが、このような高所での作業に使用される車を高所作業者と呼びます。
この車が登場するまでは高所作業にはハシゴが主に使用されていましたが、ハシゴは作業時の安定性が悪い上に、場所を移動する度にハシゴも移動する必要があるので、高所作業は危険と手間が掛かる作業でした。
その為、高所作業車が登場したことにより作業効率が向上して、高所での作業に欠かせない車となりました。
しかし、使い方を誤ると転倒事故や挟まれ事故といった重大なトラブルを発生させる危険もあります。
そのため高所作業車の運転操作には資格が必要となっているのです。

高所作業車は作業床の高さによって運転資格が異なっており、10m以上の高所作業車の運転は技能講習を修了した者でないと就くことが出来ません。
そして、10m未満の高所作業車の運転に関しては特別教育修了者か技能講習修了者しか就くことが出来ません。
また、高所作業車は大きく分けてトラック式と自走式の2種類に分けることが出来ます。トラック式とはトラックに作業装置が取り付けられているもので、公道を走行できる点が特徴です。
ただし、トラック式の場合は車の運転免許が必須となり、必要となる免許も車両の条件によって普通自動車ではなく大型自動車や中型自動車免許が必要となる場合もあります。
そして自走式高所作業車は作業装置自体にタイヤなどが備わっていて、動くことが可能なタイプとなっています。
しかし、自走式は自動車ではないことから公道を走行することは禁止されています。

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